記憶デバイスは脳みそが一番強い
ここ最近、公私ともに勉強する量が増えている
いわゆるリスキリング(Reskilling)...企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略において、新たに必要となる業務・職種に順応できるように、従業員がスキルや知識を再習得するために、スタッフを職業能力の再開発、再教育...なんて高尚なお題はない
面倒が嫌いなだけだ。 何度も何度も調べ直すのとか、あれ?って思い出すのが嫌なので効率化を求めると半端な知識を潰し、脳みそに最短経路の回答を作っておくという戦略に自然となるから、それだけだ。
勉強は食事と同じである
普段から鍛えてないなら、離乳食やミルクでないと摂取できないように、鍛錬していないなら、絵本のようなものでなければ学習の入口にすら立てない。当然、絵本は読みやすいが学習できるボリュームは恐ろしく浅く薄い。。。
環境の変化が勉強を駆り立てる
従来の勉強ではペースが間に合わなくなったのは何故か考えると外的要因が大きい。
- GPTなどのAI支援もある(仕事ではCopilotで1.2~1.4倍の速度でコーディングできるようになった)
- 体力が回復した:正確に言えば生まれてずっと落ち続けていたので流石に体幹とかヤバいレベルなので鍛え始めたら体力の限界点が持ち直して学習できる量と時間が並行して増大している
いずれも、とても良い事だ。知識は人の可能性を広げる。
いい事だけど従来の方法で限界がきている。
変化が必要だ。
というわけで、どうするか模索していたのだが、MarkDownメモにはじまりOBSIDIANとか使っていたが、使うのをやめた。
OBSIDIANは体力が上がってくると「使いにくい」のだ。PCやスマホはプログラムやデザインの記述にはいいが、脳みそと直結させるdeviceとしては実に表現力が未だ貧相である。絵が書けず、文字もコピペで満足するような人はいいのだろう。
あとOBSIDIANはVSCodeやGitHubとかつかっていると、同じことがVSCodeやGitHubの単体でもできるので、サービス重複で邪魔になった。
使うサービスは少なくシンプルな方が煩雑になりにくい。knowledge用は、Gitリポジトリ1個増やせばメモ領域としては十分なのだ。
人間はどうしても五感を駆使する記憶の方が強い。
人間はどうしても五感を駆使する記憶の方が強い。
受験勉強を死ぬほどしてもほとんど覚えないのに、旅行で行った風景は鮮明に覚えるように、脳は、五感を駆使する方法が早いのである。
とくに絵や文字も使うし、物理的な手法で記憶力を上げる方法を幾つも併用するの私のようなタイプは、PCというのは五感を限定した狭い領域でしかなく、「うーん、もういいや」となった
例えば、ただ本を読み、学んだ結果のまとめを書くよりも、その日、何を食べ、どんな出来事があり、どんな事を感じたか、エモーショナルな情景をセットにしておき、さらっと本について触れると各段に記憶力があがる。
人と会話しながら読書しておくと尚よい。会話がトリガーで記憶が増すのだ。
脳は不思議で単一の情報より複合的な情報で詰め込むほうが記憶できるのだ。
アナログが強いのはデジタルネイティブ世代じゃないから?
デジタルは30年以上使っても未だに私の場合は、アナログの最大速度には負ける。 古い人間だからなのもあるだろう。もっとも、一般的な同世代に比べたら小学生でブラインドタッチでワープロで作文の下書きを書いていたような子だし、プログラムだって10歳から書いているのだから、普通の同世代よりデジタルネイティブなはずなのだが、それでもこんなもんだ。
iOSアプリが星の数ほど増えても、いまいち、メモアプリやライフハックが流行っては廃れるのはきっと、人間の五感と関係があると私は思う。
まあ赤ちゃんの時からiPad使っていたら違う結論なのかもしれないが、未知は既知で知ることはできないので、その辺は闇の中だ。