NEKO_SuperNyanko

個人ゲーム開発ブログ

安物インクジェットプリンタのノズルを754円で掃除してみる

Brotherのインクジェットプリンタを3年ほど前に買った

仕事で滅茶苦茶使いまくって既に元はとっているのだが、最近、印刷しすぎでプリンタノズルが詰まってきたようだ

インク汚れがノズルクリーニングごときでは解決しない。

ずっと黒や水色がかすれて出てくる。

 

インクジェットプリンタは使い続けていくとインクタンク→パイプ→インクヘッドの経路に古いインクが付着し、スムーズにインクが出なくなるらしい。

 

分解掃除の手間と修理失敗考えると、さっさと買い換えてしまったほうが安いのだがYouTubueではお手軽な洗浄方法(自己責任)が出回っているので、どうせ、捨てる前提でならダメ元で試してみることにした。

 

よくある手法は、Amazonで洗浄液+チューブ+注射器セットを購入し、インクタンクの挿入口にチューブを突き刺し、注射器から溶液を流し込んで経路内インクを物理的に溶解させる方法である。

 

試している人:

youtu.be

 

私の機種はBrother DCP-J978Nで上記動画の方と近い構造と思われる。

多分、同じような手順で成功すると思う。

 

が、オモチャみたいな注射器やチューブ、2ml程度しか使わない溶液をAmazonで1000円も出すのが、どーしても、販売業者の笑顔を想像するとなんだか悔しくなってしまい、「修理後の溶液は他の用途で使う+プリンタ洗浄失敗しても”その目的のためだけ”に買ってないもん」という自分への慰めと言い訳を用意したくなった。

 

ひねくれ者の私が選んだのは、RINREI(リンレイ) のカーボディークリーナー (水アカ洗車用)ストロングバブルってのを買い、プリンタヘッドから浸透させて中のインクを溶解させていくというアグレッシブな方法を選択した。

 

感謝を込めて参考にした動画を紹介しておく。

youtu.be

 

ちなみに、私の愛車は青空駐車場で沖縄のスコールと灼熱地獄を交互に受け、沖縄の潮風にさらされ野ざらしなので水垢なんて生易しい問題ではなく既にもっとおぞましい何かでボロボロの車である。だから実際にはストロングバブルなんて可愛い洗浄の出番はない。なので、本当に単なるひねくれた言い訳だ。普通に洗浄したい人はAmazonで専用キットの注射器セット購入パターンでいいと思う。

 

DCP-J525Nの洗浄をしている方(水垢ストロングバブル+キッチンペーパーだけで掃除)の方法は、DCP-J525Nの頃のBrotherプリンタはなるほど簡単にプリンタヘッダも開閉できていたのだが、最近のBrtoherプリンタ(言うて3年以上前だが)はプリンタヘッダを開くまでの分解がさらに面倒になっている。

 

互換の非正規プリンタインクがソフトウェアアップデートで突然使いにくくなるようにプリンタ販売のビジネスモデルは定期的な純正品の買い替えの誘導させていくことだからDIYメンテナンス方法がネットで広まるのを見てメーカーも構造を微妙に面倒にしていってるぽい

 

個人的にはAppleが機種を長期サポート+新機種も出すがライフサイクルを数年規模+修理キットレンタルまでやってるように、頻繁なモデルチェンジはやめてしまって1つの機種を何年でも売るモデルに移行でいいんじゃないのと思うけど難しいのかな。

 

ちなみに、ブログ執筆時点では洗浄は進行中で未完了だ。

写真は現在進行中のプリンタ掃除。

 

キッチンペーパーにしみ込ませた「水垢とりストロングバブル」がプリンタヘッダからチューブへ逆流し、インクを溶かす。溶けたインクが液化しキッチンペーパーに流れ出てる。

 

この作業が結末として正常動作するかは興味はない。面白いからやってみただけだ。

うまくいきそうな気配だけど分解方法が普通のマニュアルにはないので似た機種を参考に推察でバラして掃除しやすいようにしたり、ストロングバブル(インクを溶かす洗浄液)は換気してても部屋が臭いし、詰まっていたインクはチューブ内からドロッと溶けてキッチンペーパーへ出てくるので汚れで気持ち悪いし、気分の良い作業ではないので、さっさと買い替えが王道だなあと思った。

 

インクジェットプリンタは消耗品なので本ブログを見て「やってみよう」と思った人は、買い替えをおすすめしたい。手も汚れるし、我が家は田舎なので家も大きく室内作業でも溶剤喚起は余裕だが、都会のワンルームなんぞで真似したら近隣から溶液の匂いでクレームきたり、自分自身が苦しむことは必至だ。せめて注射器方式がいい。

あと、本気で印刷しまくる時はレーザープリンタがいい。

 

当時お金がなさすぎてインクジェットプリンタを買ったのだけど、このプリンタで数百万は稼いだけど数千万稼ぐなら業務用レーザープリンタが一番だ。

 

分解してみてメーカーが本気で作ってないと工業高校出身者としてよくわかるオモチャみたいな作りしていた。それでも印刷できるのだからすごいけど。

印刷会社にいたころの何十年も稼働するレーザープリンタや業務用プリンタと比べるとメンテナンス性も設計も最初から短命で壊れるよう設計しているのが随所に分かってよく頑張ってくれたなあという感謝の気持ちと、こんなんに数千円も払ったのかあと勿体ない気持ち。

 

業務用レーザープリンタとて1万ちょいでもモノクロなら十分なものが買える時代だからね・・・

 

プリンタは、夏の新機種が出るボーナス商戦前(春から初夏)に1~2年前の型落ちを店頭処分品やネットの在庫処分品ゲットできれば半額レベルで買えたりするし、最近はネットでのDIY洗浄方法見て、ハードオフで買ったジャンクを洗浄で数千円で売る人もいるし、とにかく数千円出せば即使うプリンタなんて買えれるのだ。

 

DIYするはずだった時間でバイトなり副業で稼ぐなり、あるいは余暇をしっかり休息して本業で稼ぐほうが総額のコストは安い。だから、まあ今回のDIYプリンタ洗浄は完全なお遊びである。合理性ゼロだ。

 

日本では古いプリンタを754円の溶剤+キッチンペーパーでDIY掃除する方法すら、時給換算するとが返って高くついてしまう豊か過ぎる国なのである。掃除自体に合理性はないけど、それを動画で娯楽ネタとしてみたい人は多いようなので、DIY洗浄動画を作って広告収入にすることは割に合うだろうなあ、と思った。